本日からショーケースに、ほんの数日間限定でマルジョレーヌが並んでいます。
「マルジョレーヌ」と聞くと昨年のNHKの朝の連続ドラマ『まれ』に登場して一躍有名になったケーキです。
もう記憶の彼方にいってしまわれた方もいらっしゃるかもしれませんので、”マルジョレーヌ”が登場した週のお話を検索して得た情報とクレ子の脚色で少し回想してみましょう。
第21週の「復活マルジョレーヌ」の中で、主人公の希(まれ)のお父さんが再び失踪した際に残されていった企画書に触発されて、希は自身でケーキ屋さんを開くことになりました。色々と苦労したものの無事にお店を開くことはできましたが・・・・・・
よくある話ですが、当然のことながら、立地の宜しくないお店ならば殆どのお店が突き当たると思われる壁にぶちあたります。最初はオープンしたてで珍しさもあって完売するのですが、客足がピタリと止み、理想と現実のギャップに悩み始めます。
希は本格的な美味しいフランス菓子を作りたいのに……実際にはそればかりでは売れません。売れ残ったケーキをご飯代わりに食べ続ける日々が続きます。いくら美味しくてもケーキばかりでは辛いものがあります。
周囲の人々に厳しいようで温かく見守られる中、懸命に頑張った末に出来上がった希の渾身の一品が「マルジョレーヌ」です。
「マルジョレーヌ」は、もともとフランスの「ラ・ピラミッド」という有名な三ツ星レストランのスペシャリテで、世界で一番美味しいデザートと賞賛される程美味しいケーキです。
「マルジョレーヌ」というケーキはどんなケーキなのかは以下のページの説明がわかりやすかったです。
▼ARTIZAN TERRA
http://www.laterre.com/artisan/regionals/201211.html
実は、ラ・クレマンティーヌでは、10年以上前からマルジョレーヌは姿形を変えて存在し続けています。
クレ子のPCの中のメモ帳の記録によると・・・・・・2011年の福袋の下書きに「知る人ぞ知るマルジョレーヌ。フランスの古典的なケーキの一つです。比較的手間がかかることもあり、8年以上の歳月を経て近年レギュラーデビューしました。といいながらも、フェア等の繁忙期は幻の逸品と化することもあります。こちらもオーナーシェフ森下の思い出の一品。」とありました。(自分で書いたことも、すっかり忘れてしまっている今日この頃です(汗))
なので、かなり前からありました。でも、上記のコメントでも予言していた通り、いつのまにか幻の逸品に化しております。今では、年に1回程のペースでほんの数日間だけショーケースに登場しています。
しかも、変幻自在になっており、姿形も登場する度に変化しています。
今年は、安定感のあるキューブ型になっております。ベルギー産のカカオ分55%のチョコレートを用いたチョコレートクリームに、イタリア産のピスタチオを用いたピスタチオクリーム、乳脂肪分38%の純生クリーム、アルザスのキルシュが効いている口どけの良いアーモンド入りメレンゲ生地が重なり合って味わい豊かなハーモニーを奏でています。
今年もほんの数日間の登場となっておりますが、ショーケースで見かけましたら、迷わず、「マルジョレーヌ」とご用命ください(^^)